協議・交渉能力や経営状況を分析するスキルを身につける! 講師養成講座労使協議・経営分析セミナー
日時:12月7日~10日
場所:セミナーハウス ゆうらいふ御殿場
参加人数:組合役員18名
講師:富士社会教育センター 事務局長:園田 英幸氏 専任講師:水越 信男氏
日産労連は、企業の経営状況を財務諸表から分析する能力を身につけ、企業へのチェック機能やパートナー機能である提言能力を果たせる労組役員を教育・指導できる内部講師を養成するため、講師養成講座労使協議・経営分析セミナーを開催しました。
参加者のコメント
愛知機械工業労組 常任委員 古賀 宜成さん
本セミナーを通じて労働組合の立場で会社の経営状態を把握しておく重要性を学びました。また、模擬労使協議やショートレクチャーでは、事前準備の大切さを再認識でき、4日間大変でしたが充実したセミナーでした。
講義項目と内容
1.実りある労使協議の進め方・協議能力と交渉能力・交渉の構造と基本戦略 |
民主的労働運動における労使協議とは、どういうものか、労働組合の歴史・成り立ちについて理解を深めました。 また、労使協議会の進め方や経営対策の重要性を認識しました。 |
2.ケーススタディ課題 | 様々な事例から、どういった順序で問題に取り組み、労使協議へと発展させ解決につなげるかを体験的に学びました。 |
3. これからの労使の課題 | 今後の労使関係を良好に保つためには、適度な緊張感を持った関係性で常にチェックし合うことが大切だと学びました。 |
4. 経営分析の基本知識 | 労使協議、交渉をより良いものにするための貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書それぞれのデータの分析方法を習得しました。 |
5. 財務諸表分析と演習 | 財務状況の違う2社の例をもとに5つの視点・15項目のチェックポイントを用いて分析し企業の“健康状態”を診断し分析・問題発見能力を身に付けました。 |
6.模擬労使協議会 | 労使双方の立場で経営分析を行ない模擬労使協議会を行ないました。経営側の立場でも問題点を整理することで考え方のポイントなどを実践的に学びました。 |
7.チャート講義学習 | チャート用紙を作成し講師としてショートレクチャーを行ない、グループのメンバーで指摘し合うことで講師のスキル向上につなげました。 |
8.自社の財務諸表分析実習 | 自社やモデル企業の財務諸表をもとに経営分析実習を行ない、具体的な問題・課題について整理・認識しました。 |
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